inserted by FC2 system げんしけん2

とうとう終わってしまいました。げんしけん2。
 一言だけ言っておきます。俺はこのアニメが大好きです!
 「日常系」というくくりの中なら今までみてきたものの中で一番好きです。らき☆すたより全然好きです。
 「人とは少し違う、でも誰にでもある青春」を凄く上手に描けていた。
 本当にこのアニメを見ているときはこれまでにないくらいの量の感情と、心にこみ上げてくる何かを感じた。
 いきなり最後の話から始めるのはどうかと思いますが、書きたいことを書きます。
 最後の方になって、就職活動がうまくいかない笹原が右往左往する部分がすごくもどかしくて、感情移入している自分がいた。
 誰しもがナーバスになってしまう時期。社会人への第一歩を踏み出せていない笹原。
 笹原は、本当にげんしけんが大好きで仕方なかったんだと思います。そして、そこでの生活が鮮やかすぎて、今自分のしていることが何なのか分からなくなり、急に嘘くさいものに思えたのですね。
 それで、もうどうでもよくなってしまう。凄く痛々しい描写であると同時に、笹原の気持ちも痛いほどに分かるから辛い。
 でも、笹原の決意を鈍らせたのもげんしけんなら、立ち直らせたのもげんしけんでした。
 咲や荻上に激励されて、久我山の生き方を見て、笹原はきちんと動き始めます。
 面接した会社は、これまでに無いくらい自由意志を尊重してくれるし、面接も悪くない流れ。
 そしてなにより、気持ちの整理のついた笹原は、げんしけんで学んだ事を余すことなくアピールできましたね。
 
 合格した笹原は、誰より先に荻上に電話をかけます。
 そして、シャワーを浴びていた荻上も、すぐに電話を取りに行きます。
 やっぱり笹原は、誰よりも自分を心配してくれたであろう荻上に一番に報告したかったんですね。荻上も、それに答えてくれた。
 ここが、この二人の気持ちを表している最大のシーンだと思います。本当にここの流れは良かった。
 
 一件落着した笹原を待っていたのは、げんしけんの面々の暖かい言葉と、祝福。
 笹原の最高の居場所は、やっぱりげんしけんです。卒業したって、ずっと変わらない。
 そして、全てが落ち着いて、それぞれはそれぞれの道を歩み始めます。
 でも、絆は切れない。げんしけんが存在していたことは、ずっと意味を持ち続けますよね。
 それを象徴するかのように、最後はそれぞれの生き方を描き、全員の集合を描いています。 
 このバックに流れる音楽に凄く感動した。今までの、そしてこれからのげんしけんにピッタリで、心が大いに揺さぶられた。気づかなかったけど、ここで少し泣いたと思う。
 歌詞も、メロディーラインも、何もかもがピッタリで、感動した。歌詞を載せたいと思います。

 

 全然 下らないことで話盛り上がってすぐ最終チャイム
 そして休講掲示板の前を通り過ぎて見送るモノレール
 気づいた恋にフタをして、永遠の友達を選ぶ
 それでいい それでもいい
 答えはもう出てる。
 確かにボクらは変わってゆくだろう
 変わらない思い出もって
 決して笑い会えない笑い話
  Don't place my heart aside
 怒りっぽくて涙もろい

 キミが好きでした

 

 
 本格的に感動した。感動のあまり、なぜか夕食が食えなかった。なぜだろう。

 最後の「怒りっぽくて涙もろいキミ」は荻上ですよね。本当に荻上は良いキャラだなぁ。
 俺は、この作品の全てのキャラの中ではダントツ荻上が好きです。っていうかこれまで見てきた作品の中でもそうとう上位に入ると思います。
 彼女の考え方も、意地っ張りなところも、可愛いところも、全て含めて大好きです。コミフェスでげんしけんが割れそうになったときに泣き出してしまう荻上が、コミフェスのときに必死に作業する荻上が、就職を投げた笹原に容赦なく怒る荻上が、それでも心配してシャワーからすぐの電話を取りに行く荻上が、大好きでした。
 「荻上は俺の嫁」という主張もありますが、笹原とくっつくのが一番自然だと思う。荻上に幸あれ。ですね。彼女には幸せになってほしい。不器用なキャラだけに余計にね。
 中盤、笹原と荻上は気持ちが上手く伝わらないジレンマに駆られましたが、もう心配することはないでしょう。笹原は何かを乗り越えてきましたから。
 
 

 とにかく、この作品を見ている一秒一秒だ、大切な時間だった。
 この作品のキャラ一人一人が大好きで大好きで仕方なかった。

 素晴らしい物語を、ありがとうございました。

 誰に礼を言ってるのか分かりませんが、とにかくそんな気分なんです。
 俺はこれから受験ですが、何か勇気を貰った気がします。

 

 

 たしかにボクらはここが大好きで 笑顔で言えたんだ
 Bye Bye
 いつでもキミの味方になりたいと思い出すとき
 愛はかならずそこにあるから




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